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2010/02/13 (Sat) 脱兎さん


いつだってここから跳ぶ覚悟は持っているつもりだった。

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2010/02/12 (Fri) 7ヶ月ぶり?w

色々考えてもまとまらなかったという事と、

少し他にも思いついた物が出てきたので久しぶりに・・w



またスイッチ入り次第適当に駄文を書いてみたいと思います♪

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2009/07/18 (Sat) プロローグ ある男の悩みの種

「ふ~んふんふんふ~♪」
私はいつもこの男の鼻歌で目を覚ます。
そう、大体このヘンテコな鼻歌。
曲の名前は『Don't Worry, Be Happy』
Bobby McFerrinが歌う有名な曲である。
男は昔、車のCMに使われていたこの曲を聴いて気に入った。
以前私は何故そんなにこの曲が好きなのか男に聞いた事がある。
「何か気が晴れるでしょ?」
理由が偉く単純だった事が酷く笑えた。
まぁこの男らしいそんな理由だったのだが、それにしても音痴なのがまた笑いを誘ってくる。
『心配ない』と繰り返し歌われるこの曲、きっと何か救われるのだろう。


━悩み。
人間というものは何かしら悩みを持っているものだ。
人それぞれ大なり小なり色々と抱えている。
それは仕事だったり恋愛だったり、はたまた今夜の夕食のメニューであったりと他人にしてみればどうでもいい話も山程。

「うわぁ・・あのお姉さんは不倫かよ~」

他人にしてみれば本当にどうでもいい話。全く以って下らない悩みばかりなんだろうが、この男にはそういう訳にもいかない。

この男は人の悩みが見えてしまう。

厳密に言えば確認する事ができると言った所だろうか。
その悩みを見たり触れたり、時には対話する事もできてしまう。
面白い能力かもしれないが、カレーにしようか・・いや待てよ、牛丼もいいかもな?なんてどうでもいい他人の夕飯の悩みが毎日頭に入ってくれば、誰でも嫌になるだろう。
それがこの男の悩み、木林勇次郎の悩みである。


またこの男の名前も悩みを振り撒く種である。
木林・・。木なのか林なのか・・縦書きで名前を書けば男の字の汚さも合わさって「森さ~ん」なんて呼ばれることもしょっちゅうである。
名前の勇次郎にしてもそうだ。この男は長男で1人っ子であるのに何故次郎になったのかという疑問もある。
その疑問を解決してくれる筈の両親は少し前に他界してしまった。
母親はかなり昔に病死していたのではあるが、父親が逝ったのは少し前の話である。

自殺だった。

自殺ならばきっと悩んでいた事でだろう。
しかし、その息子である勇次郎はそれに気がつく事はできなかった。
実家を出て1人気ままに暮らしている男が、父親と連絡を取る機会などそうは無い。
父親の悩みを感じられるタイミングが無かったのだ。
大切な肉親の悩みを感じられなかった事も男を深く後悔させている。


木林はこの力を嫌っている。
無尽蔵に感じ取ってしまう他人の下らない悩み。大事な人すら助ける事ができなかったこの力をどうにか無くしたいと思っている。
子供の頃は良かった様だ。野球をやればピッチャーの悩みに合わせてバットを振っていればよかったし、人の悩みを解決できる!なんてちょっとした学校のヒーローだったと前に木林が自慢気に話していた。
しかし、思春期に差し掛かった頃からはもう酷い有様だった。
好きな女の子の自分では無い相手との恋の悩みを感じ、思春期特有であろう卑猥な考えをどんどん感じ取ってしまう。面白い様に活躍できた野球も身体能力がそれ程ではない木林の振るバットは球種が分かった所で空を切るだけになっていた。
そんな暗い学生時代を終え、木林は今ただの肉体労働者である。
能力を活かした仕事に就いている訳でもなく、ただの作業員Aだ。

そもそもこんな力があったとしても、地味に大人になったこの男にそれを活用できる力も無いだろう。
的確なアドバイスができる程頭の回転がいい男でもなければ、コネクションも財力も勿論無い。
今の木林に出来る事と言えば、それは本当に他人の夕食のメニューを一緒に考えてあげる事位だろう。いや、レシピもろくに無いこの男にはそれすらも難しいか・・
だから今こうして仕事帰りにファーストフードのハンバーガーを頬張りながら人の悩みを盗み見ている現状である。


「うはっ、あのおっさん自作小説映画化したらどうしようとかwww」


人の悩みを勝手に感じ取ってしまう男は今日もまたこうやって呟きながら家路を辿るのだ。


「カレーだって、カレーで間違い無いって!」


「あの女の子なんて酷い悩みですねぇ・・
もうすぐ呑み込まれちゃいそうですよ・・・」


少し気になる女の子がいた、少々悩みすぎている。


「も~、レンさん邪魔しないでくれよ。せっかくこの力を楽しんでまずはアンタから消して吹っ切れようと思ってるのにさぁ~」


「あぁ、ごめん・・」


あぁ、私の自己紹介をまだしていなかった。
私はこの木林勇次郎の悩みの種、人の悩みを感じ取ってしまう悩みである。

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